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「ライオンキング」にみる「いいなずけ」の2人とは

いいなずけとは幼少期から本人たちの意思がなくても、親族や親の間で結婚が決まっている間柄のことをいいます。

ライオンキングのヤングシンバとナラの関係はまさしくコレでした。

将来は王の跡継ぎであるシンバが王を継ぎ、その妻になるのはナラと決められていました。

観ていない方でこれから観るという方は、読まない方がいいかもしれません。

但し、内容はアニメのライオンキングやミュージカルのライオンキング(劇団四季)とほぼ変わらず、忠実に作られています。

王である父は叔父のスカーにはめられて、殺されます。

それをスカーはシンバのせいだと言い、群れを出て行くように命じます。

それを信じたヤングシンバは、群れを離れてナラとも別れ別れになってしまいます。

森の仲間と仲良くなったシンバは、その中で平和な毎日を過ごしていましたが、ナラはスカーの率いる群れの中で日々辛い思いをしていました。

群れから離れ、助けになるヒントを得るためにナラは一人で旅に出ます。

そしてシンバと再会するのです。

小さいとき一緒に遊んだり、冒険をしたシンバが今やあの頃の彼とは大違いです。

戻って群れを救うという使命さえも忘れているようです。

ナラはシンバを説得することを諦め、旅を続けます。

本来の使命に気づいて群れに戻り、スカーを倒して王の座に就くのですが、そこで妻になったのはナラでした。

人間の世界では、現在はあまりこの言葉を使いませんし、親が決めた結婚を受け入れる子供たちもいないでしょう。

どんなに仲良しの親同士が決めていても、思ったように付き合うようになることなんでほぼないと思います。

こんな取り決めは動物の場合は、ライオンに限らず色々とあるように思います。

小さいころから一緒に遊び、思春期を通り越して、気づけば一番側にいたなんていう2人は「幼馴染」という呼び方をしますね。

気心も知れているし、家族同士も仲良しなので一番結婚までの道のりがスムーズかもしれませんね。

私はこの時代に「いいなずけ」なんていうものは不要だと思いますが、幼馴染はとても素敵な関係だと思います。

シンバとナラだって言い方を変えれば、「幼馴染」です。

群れの危機を救おうと、旅に出るような強い妻こそが王の妻に成るべきメスだということは納得がいく話です。

それを親族で見極めて、赤ちゃんの頃から決まっているとしたら、その周りのライオンたちの動物の勘たるや素晴らしいと思いませんか?

誰かが決めるのではなく、自分で相手を決めている現代でも、そういった勘だけは鋭くありたいですね。

あなたに合う人は絶対にいます!もしかしたらすぐ近くにいるかも(^^)/

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