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「泣く子はいねぇが」に観る幼い男とは

秋田の男鹿市で「なまはげ」に関わる男の子が子供が出来たらどう変われるのか!

物語のスタートはそこからになります。

妻であることねは、赤ちゃんの父であるたすくの子供っぽさに最初からイラついていますが、彼はお酒は飲まないと約束して「なまはげ」をしに出掛けていきます。

断れず飲んでしまったたすくは、その日のテレビ映像に「裸」で映ってしまうのです。

「なまはげ」の伝統にも泥を塗り、妻の信用も失墜させ、逃げるように東京に住んだたすくでしたが2年も無駄な日々を東京で送ります。

地元に帰ってきた彼を受け入れてくれたのは親友と母親しかいませんでした。

妻の許しをもらえたら、たすくは家族でやり直したいと思っていました。

自分の娘にも会いたかったし、抱きしめたかったに違いありませんが、ことねは他の男と結婚することを決めていました。

その男が娘の父親となるのです。

彼の幼稚な行動は、もう取り返しがつかないところまでいってしまったということです。

  • 男は夢をみつつ、少年ぽさを残したまま成長します
  • 女は現実をみつつ、未来を予測して生きていきます

この対比を見せつけてくれる映画だと思います。

男が失ったものの大きさは、とてつもないくらい大きい!

あなたはどこまで、このたすくという男を許せるでしょうか?

  • ちゃんとした仕事にもついておらず、
  • バイトのような仕事であった「なまはげ」でその評判まで落としてしまい、
  • 逃げるように東京に2年も住み、
  • 忘れたころに帰ってきて「やり直したい」という

ここからは相手の女性の考え方に依るものが大きく、全てを許せる女性もいるかもしれません。

子供が出来る前から愛想をつかして離れる女性もいるかもしれません。

男はロマンチストと言うけれど、どこまでがロマンで、どこからが「男としての無責任さ」なのでしょうか。

付き合うだけなら、少年ぽさもロマンチストも楽しいし可愛らしいものです。

ただ、女性は母になった途端にしっかりと地に足をついた考え方をする人が多いものです。

「自分より大切なものが、自分の中から生まれてくる」からです。

男性にはこの感覚はありません。

どこか「他人事」であり、「ままごとのような生活」に感じてしまうのです。

子供が出来たからと言って「急激な成長」を男性に期待できるとは思えません。

その辺は「結婚」を考える上での大きな判断基準のひとつになるに違いありませんね!

ここぞという時には、歯を食いしばって家族を守れる男性と太鼓判を押せる男じゃなければ、子供をつくってはいけないのです。

「幼稚さ」というのは、2~3年で何とかなるものではありませんね!!(#^^#)

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