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「ジュディ」に観る夫にマネージャーを求める心

「ジュディ―虹の彼方」では、ジュディ・ガーランドのエンターティナーとしての生きざまを観ることが出来ます。

子役として「オズの魔法使い」で全米の注目を浴びたジュディの子供時代は決して本人にとって幸せなものではありませんでした。

「普通の人生」を選ばなかった彼女の選択は、一生涯に渡って彼女自身を苦しめます。

彼女の外見が太目であったことから、ジュディは撮影所に住まわされ、食事制限とアンフェタミン(覚醒剤の一種)を常用させられるようになります。

彼女の演じた主役「ドロシー」は瞬く間に評判となりスターの座に登り詰めていったのです。

5回の結婚で3人の子供をもうけたものの、どの夫とも生活を長く伴にすることはありませんでした。

薬物中毒と神経症を患い、47歳の時、滞在先のバスルームで睡眠薬の過剰摂取でその短い人生を終えています。

彼女の結婚はどれも長くは持ちませんでした。

その背景には、彼女のマネージメントを兼ねていなければならない夫の役割があったからだと思います。

病気であり、自殺未遂を繰り返すような彼女をマネージメントしていける逸材はどこにいるのでしょうか?

男女の感情と仕事でのパートナー。

その両方を満足させる夫なんて、なかなかいないと思います。

職業柄、どうしても自分の仕事にも夫が関わらなくてはならない場合、少なからず同じ問題を抱えているスター妻はいるのではないでしょうか。

幼いころからの苦労を全て知っている夫などおらず、精神が不安定な彼女を仕事に向かわせるとなるとどうしても力づくになるでしょう。

「夫は夫」「仕事は仕事」という分け方が出来ない限り、病気も持っている場合は、結婚を長続きさせることは不可能とも言えます。

一番の悪は太目だったジュディを矯正するように、覚醒剤で痩せさせたことにあります。

そんなことまでしてスターになった彼女には、選択肢なんてありませんでした。

精神を病むには充分な条件が揃ってしまっていました。

もし、あなたを支えてくれる人がいるなら、まず健康でいることが何よりも大切です。

スポーツ選手、女優、歌手、政治家など女性の活躍の場は多いですが、全てに万能な夫などいません。

まずは常に心を平静に保ち、家に持ち込むストレスを最小限にしないと家族関係に亀裂が出来てしまいます。

彼や夫にマネージャー業を転嫁することは、本当に危険なことです。

逆に夫が支えとなり「自分を保てる状況」をつくれるのであれば、夫に感謝しつつ、今のままでも良いのかもしれません。

ジュディの場合はその背景に「児童虐待」という現実があった訳ですが、今だったら本当に大きな問題になっていたでしょう。

長女のライザ・ミネリも有名な女優さんでした。

「普通の道」と「スターの道」には、大きな壁があるのかもしれませんね( *´艸`)

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