込み入った話もラインで済まそうというのは危険な考えです。
相手の目を見ながら話すことが本当に大切なことだということがわかるようなお話があります。
ある友人がまだメールしか無い頃のことですが、結婚を間近に控えて、彼と相手の親との同居についてメールでやり取りをしていました。
二世帯住宅にするから一緒に住んでほしいというような前提があってのメール内容だったと思います。
彼女はその玄関ドアやお風呂などの水回り、キッチンまで別々の二世帯住宅を想像しており、一緒に住む方向で進んでいました。
ところが、外構の問題から玄関とキッチンは同じで進んでいることが突如わかったのです。
その当時、今より割高感があった携帯の電話で話すこともライン電話がなかったのでちょっと躊躇し、メールでのやり取りだったんだと思います。
どんどん話が思わぬほうに進んで、結婚すら取りやめるというような方向になっていきました。
メールという部分で細かいニュアンスが通じなかったことが原因なのではないかと、すぐにでも直接会うように勧めました。
その後、翌日になって実際に会った時は、結婚は一応前提で話したというのでほっとしました。
台所が一カ所というのは図面を見たら、ミニキッチンが2階にもあるという感じだったそうです。
玄関は1つでもなんとかなるという話も、会って話せて良かったのではないかと思います。
その後無事に結婚式に出席させていただいたので、胸をなでおろした感じでしたが、メールでの会話は本当に危ないなと思いました。
今はラインもあるので、気軽に電話も出来ると思います。
ラインより、まずは声を聴いて話しましょう、そして一番はやはり会って目を見て話すことです。
上記のシチュエーションでは、図面も必要だし、相手の親の話などはリアルに伝わる会話が重要です。
実際に会って目を見て話すことで何が変わってくるのでしょうか。
- 相手の声のトーンがわかる
- 目で笑っているのか、怒っているのかがわかる
- 途中、コーヒーブレイクなど穏やかな時間を作れる
- 実際の書類や図面など具体的な話が出来る
などの利点があるので、メールで代わりにはなりません。
特に大事な話の時は絶対に会って話しましょう。
別れ話だとしても、顔を合わせたくない事情もあるかもしれませんが、そこは会って話した方が後々にはスッキリした感覚が残ります。
メールなどの文字は残ってしまうので、何度でも嫌な思いを繰り返し見れてしまいます。
難しい感情論を交わし始めたら、「今度会って話すから…」とした方が無難だと思うのです。