一言で言えば慣れによる我儘が度を超してしまうことを言います。
最初の頃は、どんなカップルでも多少の「遠慮」というものがあるんです。
- こんなこと言ったら嫌われるよね
- こんな事したら引かれるよね
- こんなことお願いしたら嫌がられるよね
そういう判断がしっかりと出来るうちは問題はありません。
ところが付き合いが長くなってくると、ついつい「このぐらいなら」という気持ちが出てきてしまいます。
- 駅までお迎えに来てくれるだけで、「ありがとう、助かるよ」って言えていたのに、「家の前まで来てよ!」と言う我儘が出たことはありませんか?
- 「その日は無理だ」と言われたのに、「何で無理なの?なんとか調整してその日を空けてよ!」と無理なお願いをしたりしていませんか?
これらの「要求」のエスカレートは、あまり自覚がないうちに進んでいきます。
少しずつ親しい関係が築かれていることは当然なのですが、相手の気持ちに寄りそう余裕を失くしてしまうのが原因だと思います。
「このぐらいは許してくれるだろう…」という甘えが、発言を強気なものにしてしまうんですね!
- たった一度の我儘でそんなに怒るなんて!
- ちょっとお願いが増えただけなのに!
- 私だって相手の欲求にちゃんと応えているのに!
こういう気持ちが出てくると、相手が怒ってしまってたとしても納得が出来ずに攻めてしまいます。
こんな展開から、急速に別れに繋がってしまったカップルも少なくありません。
このような別れ方をしてしまった場合、後悔する確率も高くなります。
- そんなあなたの我儘を、許してくれる人が将来現れると思いますか?
- そもそもあなたは相手のどこを好きになって付き合ったのですか?
- なんで素直に謝ることが出来ない関係になってしまったのでしょうか?
ちゃんと縁があってカップルになったのに、相手の気持ちを思いやれなくなってしまうほど勿体ないことはありません。
慣れてくると「もっと、もっと」が増大していくことが多々あります。
ある程度の距離を置いた関係が大切になってきます。
- 自分が面倒なことは相手もきっと嫌だと思うだろう
- これまでやってくれていたのだからこれ以上を求めることはやめよう
- 自分はどれほど相手のためにしてあげられているだろうか
常にそんな風に考えていれば、相手の心を遠ざけてしまうような事態にはならないでしょう。
- 何かをお願いする時、
- 任されたことを決定する時、
- 頼まれたことを遂行する時、
そんな時はいつでも心の中で、自分勝手に進めていないかを自問自答することで未来の2人の可能性は変わってくるのです。