偏見というのは、様々な場面で驚かされることになるので要注意です。
その対象も多岐に渡るので、「あれ?」と思うようなことがあったらどうしてそのような考え方に至ったのかは、追々聞いていくようにすると良いでしょう。
- 外国人に対しての偏見
- 障害者などへの偏見
- お年寄り、若い方など世代が違う人への偏見
- 一定の職業の人に対しての偏見
など、キリがないほど、その種類は多いです。
その中で自分では考えられない部分で「偏見を持つ」彼氏や彼女に、返答に困ったといった経験を持っている人もいるでしょう。
ちょっと前になりますが、ボックス型の電車で3人組の男女が「偏見」についての軽い口論をしていたのでそのことについて話してみたいと思います。
私一人が無関係ながらも4人掛けに座っていたので、かなりハッキリと全容を聞けた感じです。
A(男) 「俺、ガールズバーの女って一番タチが悪いと思ってるんだよね!」
S(女) 「なんで、その職種限定で言ってんの?」
A(男)「だって、実際は身体の部分は何の提供もなくて、キャバクラほど接触もされないじゃん。適当に話すだけで結構いいもん買ってもらったりしてるじゃん」
S(女) 「そこに話術的にいい部分があるから、買ってあげようって思わせてるんじゃん?」
K(男)「いや、顔が可愛いだけで買うっしょ!」
A(男) 「顔は大きいよな!そこは絶対外せないけど、なんかそれ位の愛想のふりまき方で誰が買うもんか!って思うよな」
S(女) 「お前ら、通ってんな?そんな奴らがガールズバーの女をまとめて語るんじゃねぇ!!! 友達にいるからむかつくんだけど!」
その後あまりしゃべらなくなった3人でしたが、私はしばしその会話の中身を考えてしまいました。
Aは確実に「ガールズバーの女の子」は、
- 物を買ってもらいたいと思って仕事をしている
- 大したサービスもしてないくせに買ってもらおうとしている
という偏見で話しているとしか思えませんでした。
Kは確実に「ガールズバーの女の子」は、
- 顔が良くなければ、買ってもらう価値はない
と言っています。
Sは周りの友人に「ガールズバー」で働いている女の子がいるようですね。
十把一絡げにしているようで、ムッとしたんだと推測できます。
政治や国籍、病気など大きな部分での意見の言い合いではなかったので、普通に聞けましたが場合によっては聞きたくない会話ではありました。
居酒屋などでは、こんな会話は頻繁に出てくるでしょう。
だけど聞く側の性別や国籍、環境によっては、相当溝をつくってしまうような会話内容も多そうです。
「この人たちはこうだ!」という思い込みが偏見を生みます。
「この人はこうだ!」という意見だったら、個人に対しての意見なので偏見ではありません。
全体的なイメージは封印して、個々の人格を尊重しましょうね(^_-)-☆