物理的な距離よりずっと測りにくい心の距離について考えてみました。
どんなに一緒に暮らしていても心の距離を感じている人もいると思います。
- 相手の考えていることがわからない
- いつも違う世界を見つめている
- 物理的な生活だけが成り立っている
ここには精神的な繋がりや、思いやりが詰まった会話がないように感じますよね。
いつものように朝食を出して、いってらっしゃいと言って、仕事帰りに買い物をして、同じテレビを観ながらご飯を食べる。
そういう繰り返しをしていても、相手の心が遠くに感じるという想いを持っている人も多いのではないかと思います。
反面、全く会えていなくても、毎日のように電話やLINEでの会話をしていて、
- 相手の考えが手に取るようにわかる
- 相手の悩みや喜びを常に共感している
- 相手の体調や仕事の忙しさなども把握している
そんな2人もいます。
心の距離というのは、何センチという計測はできませんね。
だからこそ、お互いが感じてその距離を測っているのが現状です。
どちらかは近いと思っていても、相手にとってはすごく遠いと感じるということも生じてきます。
別れを告げられた時に、「うまくいっていると思っていたのになんで?」という場合も少なくないのです。
心の距離は「お互い様」という部分がとても大きいと思っています。
自分だけが相手のことを知ってるつもりでもダメだし、自分だけが知ってもらっていると思っている現状も危険です。
離れている方が「会いたい」「話したい」という想いが大きくなるので心の距離が保ちやすいという部分もあると思います。
近くにいるほど「わかってるはず」「知ってるつもり」という間違った認識で接してしまうこともあるのです。
実際の物理的な距離に関わらず、常に相手を思いやるやり取りが出来ていれば問題はないのです。
思いやるやりとり=心の距離の維持
と言っても過言じゃないかなと思っています。
心の距離が開くときってどんなことが原因だと思いますか?
- 自分のことを無視されていると思った時
- 相手に何も話したくなくなった時
- 何を話しても反応がなかったり反論ばかりだった時
つまり、良い反応が得られなければ、何も話したくなくなるという悪循環が積み重なっている状態なのです。
何でも全てに同意した方がいいということではありません。
自分の意見を相手に一生懸命伝えて、理解してもらおうとする過程を面倒臭がらずに続けていけばいいのです。
真剣に自分と接してくれる人となら、心の距離は自ずと縮まっていくのです(#^^#)