付き合っていく上で、「気が合う」という言い方がありますね。
これはある事柄について話していて、どこまで「同感!」って思えるか、「私もそう思う!」と言えるかということも含まれます。
大きなところで言うと、政治や経済など今自分たちを取り巻く色々な問題点を話す時などは、その考え方の違いにびっくりすることもしばしば起こります。
もっと小さいところで言うと、料理の工程とかお花の選び方ひとつでもちょっとした口喧嘩になることもあります。
そういう違いが判明するたびに、「それ違うよ!」「そうじゃないでしょ!」「間違ってるよ!」などと言い合っていたら本当に疲れますね。
人にはどうしても譲れない部分があることも確かです。
そこはとことん話し合って、自分の考え方をわかってもらう機会を持つことも間違いではありませんし、末永く付き合っていく上では大切なことです。
ただ、全てのことに反論し、意見をすり合わせて行こうとしても限界があります。
- 男性がそれをやったら、とにかく面倒くさい男と思われます。
- 女性がそれをやったら、我儘で我の強い女と思われます。
どうすることが、お互いのために良い事なのか考えてみましょう。
- 人ぞれぞれという視点で導入してあげる
- 相手の考え方の良い所はとことん褒める
- ちょっと違う所は「こうしてみたい」と提案する
「否定をしない」ということが最も大事だと思うのです。
教育や仕事の現場でもそうですが、全否定されるとその人は伸びなくなります。
そして長い事トラウマを引きずることもあります。
反論の仕方にもよりますが、そればっかりだと相手は提案をしなくなり、自分の意見を言えずに心の奥に溜め込んでいきます。
それを避けるためには、
- 引くところはきちっと引きましょう
- 譲るところはしっかり譲りましょう
- 黙るところは粛々と黙りましょう
どうしても「そこは譲れないし、可笑しい!」と思われるところなら、ちゃんと話し合う姿勢で臨みましょう。
話し合いと反論は全く違う行為です。
育った環境や教育環境も違う2人ですから、何から何まで意見が合うなんてことはありえません。
そこは大前提なので、多少の食い違いがあっても、穏便な対処をすることで長い付き合いが出来ると思います。
全てが穏便でもだめなんですけどね!
やっぱり言うべきことや言うべきタイミングは逃さず、正面から向き合ってほしいと思います。
その時の感情のままに反論を繰り返していたら、きっと相手はどこかで委縮してしまうか、ブチギレてしまいます。
内容によっては「ぐっと呑み込み相手を尊重する」ことで、2人の関係が良くなるんですね!(#^^#)