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ダブルバインド効果という二者択一の心理学

ダブルバインドはビジネスではあまりいい意味で使われません。

ビジネスの場合、「二重拘束」的な意味で使われることが多く、命令を聞いても文句をいい、自分で判断しても文句をいうような上司を指したりします。

恋愛では、いい意味でも悪い意味でも使われたりします。

悪い意味での例ですが、浮気した彼がいい訳をしたとします。

浮気したこと自体も思いっきり腹立たしいのに、言い訳をしたことに対してもどうせ口だけじゃんと裏読みをして腹が立ってきます。

いい意味でのダブルバインドは、この二重の拘束を上手に使うとスムーズに進むこともあるよ。という一種の恋愛のテクニックです。

たとえば、今日こそ彼女を美術館に誘いたい。だけど急にじゃ予定もあるだろうし、嫌がられたらどうしよう。

そういう時、相手に選択肢を与えるのです。今日は日曜日です。

「チケットがあるので、今日か来週の土曜日に美術館行きませんか?来週の日曜日で〇〇展は終わっちゃうんです。」

今日だけに限定して誘うより可能性が広がります

さて、ここで来週の土曜日にOKをもらえたとしましょう。

美術館だけではちょっと寂しいし小一時間で用事は終わっちゃいますね。

「その後、ご飯でも行きませんか?イタリアンと和食のどちらがいいですか?もしイタリアンだったらパスタ中心の美味しいお店があるし、和食だったら学生時代によく通った美味しいお刺身を出す店が近くにあるんです」

こちらも和食限定で誘った場合、「私はお魚が苦手なんです」と断られたら終わりです。

選択肢を2つ用意されて、誘ったのは男性の方だけど選んだのは女性の方という「断りづらい」&「選ばせてもらった」という両方の心理が働くのです。

もちろん、事前にある程度のリサーチは必要かもしれませんね。

彼女は芸術的なイベントや美術が大好きで、お酒はあまり積極的に飲まないけどご飯に行くのは好き。

この程度の情報があれば、上記のようなダブルバインドを利用したデートの誘い方は最も効果的でしょう。

この効果は、いい意味で相手を誘導できるところに醍醐味があります。

ただし、一つ注意してほしいことがあります。

多用は厳禁だということです。

いつも選ばせてくれるけど、なんか魂胆がありそう。

とか、「はっきりしない人」「自分では決められない人」とようなレッテルを貼られないようにしてください

男女ともに使えるいい意味での「ダブルバインド」は試してみる価値がありますよね!

最初のお誘いには有効なので使ってみましょう」という程度に記憶しておくと良いでしょう。

最も悪い例で使われるのが、DV(ドメスティックバイオレンス)のダブルバインドです。

「暴力と優しさ」で相手をコントロールしようとする、ダブルバインド。

最も軽蔑してよい、最悪なダブルバインドの一例でしょう。( ;∀;)

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