恋愛観とその人の家族との関係は切り離せないものだと思います。
家族関係が上手く行っている人は、常に冷静に物事を判断できるように感じています。
また、お父さんとお母さんの関係は子供のころからの経験値として深く心に刻まれていきます。
離婚をしていて片親だけだったとすると、初めての恋愛は本当に手探りだったりすのです。
私の母は死別で1人で育ててくれました。
その上女子高だったので、私は男性との会話もほとんどしたことがないという環境で育ちました。
そのせいで大人になってから男性との付き合い方に関しては、相当悩んだという記憶があります。
「恋愛観」すら全く持っていなかったと言えるかもしれません。
- おとぎ話の中のお姫さまと王子様の関係を理想と思っていたり、
- 小説の中でのやりとりが本物なのかと錯覚したり、
- アニメの中の男女に憧れてしまったり
という感じでどれもこれもリアルからはかけ離れたものが自分の「恋愛観」でした。
リアルに父母を間近に見ていれば、
- 理想と現実のギャップ
- 良いときと悪いときが存在すること
- 相性の良し悪し
など、より現実的な見方が出来ていたと思うのです。
相手の家族を知ること、そして父母に対する想いを知ることが出来れば、彼または彼女の本質をある程度は知れたも同然です。
両親の関係が良ければ、彼の恋愛観が理想的なものであるというのとはちょっと違います。
その両親を彼自身がどう思っているかが肝心なのです。
- 仲は良いけど、なんで母親は父親に対してあんなに我慢しているのだろう
- 父親はすぐに謝れば良いと思っているようで納得できない
- 喧嘩したところは見たことないけど、会話が少ないと思っている
などという部分が一番重要なのです。
その感じ方の中に、相手にはどうしてほしいかが隠れていたりします。
- どちらも我慢しないでいられる関係がいい
- 簡単に謝ったりすることで保つ関係への嫌悪感
- 会話が少ない事に対する不安
そんな気持ちが隠れているかもしれないのです。
傍から見た親子象や夫婦像は、一緒に暮らすものにしか見えて来ないものです。
だからこそ家族への想いを知ることが出来たら、相手が何を望んでいるかを知ることも出来るということになるのです。
今思えば、自分の子供たちの方が「恋愛には理想を持っていない」と思います。
それは、私たち夫婦をずっと見てきているので、色々現実的な見方が出来ているのだと思います。
息子も娘も「男は嫌い、女は嫌だ」という感想は持っていないので、そこは少し安心しているんです!(笑)