未来というのは遠い未来と近い未来があると思います。
最近、時々年齢には関係なく、そのどちらも見ていないかもしれないと感じる男女が複数人いるように思います。
- 今は食べていけているからいいや
- 今は自分の興味があることだけをやっていたい
- 今は県工だし食べたいものを食べたい
そんな風にカッコよく言えば「今」を生きている人々のことです。
たとえば年金は払っていないけど、今は経済的に厳しいから払いたくないと思ったとします。
40年後には年金をもらって生活している同級生とは大きな生活の差が生まれてきます。
派遣社員に甘んじてなんとか生きて行けばいいやと思っていても、派遣切りなどは正社員の人の比じゃないほど頻繁に起こっています。
バンド活動が面白くて、バイトしながらでもずっとやっていきたい。
夢があって良いとは思いますが、一生家族を持てなかったり、持っても苦労をさせてしまいます。
今欲しいものは借金してでも買うというのも未来を考えていないから出来ることなのです。
コロナ渦になって、私たちを取り巻く経済環境も大きな変化が余儀なくされていますし、我慢生活もどれ位続くかわかりません。
私は若い人たちによく言う言葉があります。
- 出来るだけ正社員になりなさい
- 出来るだけ貯金をしなさい
- 出来るだけ無駄遣いはしないようにしなさい
子供たちは正社員ではありませんし、自由業のような形態の仕事をしているので、人の事を言えた義理ではありませんが切実に思うのです。
もちろん、子供たちにもそのように事あるごとに話しています。
恋愛もそれらをクリアさせた先にあるものだと思うからです。
金銭的な不安定を抱えたカップルは幸せにはなれないし、大きな問題を抱えたまま結婚してしまうほど離婚率も高くなります。
「今が良ければそれでいい!」と感じていられるのももしかしたら30歳代までがギリギリの線だと思います。
未来はそんなに甘くはありません。
- 40代になれば仕事も本当に限られてきます
- 40代になれば身体のあちこちに支障が出てきます
- 40代になれば容姿的にも若いころのような美しさはありません
その頃に心から支え合える伴侶や恋人がいたら、心のメンテナンスも1人で抱えずに済みます。
1人で好き勝手に生きていったそのずっと先には「孤独死」を見据えた老後を考えることになるのは、いつかは直面する現実です。
遠い未来を見つめることが出来ない人は、近い未来も見ていないことが多いものです。
周りは「あの人は何を考えているのだろう…」と思いながらも、他人事に口を挟んでくる人は少ないと思います。
自分の将来です。
しっかりと見据えて、正しい選択を重ねていってほしいと思います!