都合の良い言葉で日本には「察して!」という言葉があります。
付き合いが長くなると、この「察して!」がどんどん増えていくのです。
- 私が生理中の時はいつもイライラしてるんだから察して!
- 私の学校は進学校なんだから勉強が大変なことぐらい察して!
- 私は大家族なんだから遊びに来れないことを察して!
そんな風に「察して!」のオンパレードになっていくのです。
付き合い始めは手探りな部分もあって、相手の状況を一生懸命読もうとします。
これは男女ともに共通することだと思います。
どんどん馴れ合いになってくると、言葉が足りないことによるトラブルが増えてくるのです。
すでに自分の性格やクセ、生活習慣は分かってくれているはず!という思い込みが出てきてしまうのです。
私にも経験があります。
私は自分から積極的にデートに誘えるようなタイプじゃありませんでした。
そこで、「彼女は大して会いたいと思っていないのかな?」と思われたことがあります。
これは完全に失敗したな!と思った最初の「言葉足らずによる」経験です。
なんで気軽に誘えなかったかというと、相手がとっても忙しそうに見えたからです。
だけどよくよく話してみたら、お互いに誤解をしていたことがわかります。
彼が忙しかったのは、
- スポーツをする時間を大切にしていたこと
- 長男で男一人だったため、家の事で手伝わなくてはならないことが多かったこと
- 免許を取るために教習所に通っていたこと
などの理由を話してくれました。
その中で私が聞いていたのは、スポーツをしているという部分だけでした。
家族がそんなにも彼をあてにしていたとは全く知りませんでしたし、免許を取り始めたことも知りませんでした。
なんで言わなかったのか聞いて見ると、
- 家族の事で忙しいという事実がなんとなくダサい感じがした
- 免許を取って初めて助手席にサプライズで乗せたかった
ということでした。
そういう男性の心理を「察する」ことが出来なかったのですね。
それだけ若かったという言い訳もできますが、彼は「なんで誘ってくれないのかな…?」と思っていたと言います。
「あなたが忙しそうで誘えなかった…」
という私に対し、「誘っても来てもらえるのか、自分に対し冷めてしまったのかなと悩み始めていた」との答えでした。
こんなすれ違いが起こることもあるんですね!
どうすることが正解なのかはわかりません。
ただ、言葉が足らないことで「誤解が誤解を生む」ことがあることもまた事実です。
時には心をオープンにして、話をする時間も大切なんじゃないかな?(#^^#)