記念日というのは「特別感」があるから素晴らしい一日なるんですよね!
だけどあまりにそれが多いと「特別」が「特別じゃない」という認識が頭の中で働いてしまいます。
例えば、
- お花を貰うのは当然だ
- プレゼントを貰うのは当然だ
- 美味しい食事をするのは当然だ
という感じでどんどん日常化してしまうんです。
それらのことが日常化してしまうと、「特別な日」が無くなってしまうようなものなのです。
「特別な日」がなくなってしまうと、「感謝」の気持ちが薄らいでいきます。
やってくれるのが当然だ!
その思い込みが、2人の関係には「仇」となってしまうのです。
最初は「喜んで欲しい」「喜ばせたい」と思って色々な趣向を考えて記念日を祝うと思います。
ですが、「付き合って一ヶ月記念」をやったら、半年記念や一年記念もやらなくちゃ…となっていきます。
どの程度の記念日やイベントが2人には丁度良いのか…。
あくまでも持論ですが、
お互いの誕生日で年に2回は必ず「記念日」があることになります。
その他には、
- 男性からはクリスマス
- 女性からはバレンタイン
これで年に4回になります。
結婚をすれば、これに「結婚記念日」というのが入ってきますが、付き合っている2人だとしたらせいぜい「付き合って一周年記念日」ぐらいで充分ではないでしょうか…。
年に「特別な日」が5回以上になってくると、どんどん特別が特別じゃない状況を生み出してしまいます。
記念日の弊害は回数による慣れだけではありません。
- 当然お金がかかる
- 当然他の用事を減らさなくてはならない
- 当然仕事や学業にも支障をきたす
それらの弊害がどうしても起きてきます。
そして「行きたいところ」や「食べたいお店」などもどんどん無くなっていきます。
そうなってくると、普段のちょっとしたデートが「物足りない」と感じる瞬間が増えてしまいます。
人間は「もっと」「更に」上を目指そうとしちゃうものなので、どんどん記念日のハードルが高くなっていきます。
- もっと素敵な場所へ行かなくちゃ
- もっと素敵なお店を探さなくちゃ
- もっと素敵な演出を考えなくちゃ
こんなんでは、何年も気力が続かなくなるのは当然です。
2人でいることに幸せを感じるのが恋愛の基本的な姿なのに、イベントで盛り上げることを目的とした日々に変化してしまうカップルも実は少なくありません。
そしてそれはマンネリに繋がっていきます。
そういうカップルはどうしても、早くに息切れしてしまうということです。
お付き合いは「感謝」の気持ちを失ったら、長く続けることは出来ません。
新鮮に感じるのも最初の頃だけ…
大事な日を本当に感謝して迎えられるように「記念日」について考えてみてほしいと思いますm(__)m