大好きな人には自分のルーツになっている一部分を、是非見せたいってなるものなんです。
「俺の産まれた町なんだよ」
「俺はここの小学校を卒業したんだ」
「毎年家族でこのお店に来ていたんだ」
そんな特別な場所にあなたを連れていってくれるには、彼なりの想いが込められていると思います。
どうでもよい人に自分の生い立ちや、思い出は語ることもしませんよね。
特に産まれた町や小学校まで案内したいと思う人は、人生でもそんなに多くは現れないのではないでしょうか。
あなたにとっても彼が産まれて育った町を知ることは、とっても新鮮で楽しいことに間違いありませんよね。
もし、大好きな彼が思い出の町や場所に連れていってくれたら、今度はあなたもそんな日を設けて彼をあなたの産まれた町に連れていってあげてください。
このことで、二人の関係はぐっと近づくと思います。
私は以前、「このお店はよく家族で何かある度に来ていた店なんだ」と言って静かな自然の中の古民家風の料理屋さんに連れて行かれたことがありました。
清流が流れ、紅葉が窓辺にチラチラと揺れているような素敵なお店でした。
その時は「あーそうなんだ!美味しいね!」という反応はしたものの、そこまで深くは考えていませんでした。
その一年後に彼は自分が産まれた町や通っていた小学校も案内してくれることがありました。
私にとって彼は、結婚こそできませんでしたが、本当に大切にしてもらった思い出としていつまでも忘れることができません。
思い出の場所ってあなたにもいくつかあると思います。
その中でも小さい頃の思い出の場所はなんかキラキラとしていて、そっと心の宝箱にしまっておきたいような感覚はありませんか?
そんな宝箱を開けて、あなたに見せてくれる彼の心には「共有したい」という想いがあるのです。
「自分の大好きな場所をあなたと共有したい」 のです。
少し大げさに言えば、自分の生きてきたルーツの一部をあなたに知ってもらって、今後の二人の話題に子供時代が出てきたときなどに、「そう、あの店!」などと一言で伝わる共有感を持ちたいのです。
たった一言で二人が同じ場所を頭の中で共有できるなんて、めちゃくちゃ素敵なことだと思いませんか?
一歩彼の心に近づいているように感じませんか?
あなたの産まれた町の名を〇〇とすれば、「今度は一緒に〇〇ツアーをしない?」と誘ってみてください。
「おお!行ってみたい!」となれば楽しい予定がひとつ増えるとと同時に、二人の心の距離もまた一歩近づきます。