これはとっても不思議なことなんですが「空」と「恋」は無縁じゃない。
彼と出かける朝、駅に向かいながら空を見上げたことはありませんか?
「お、晴れてるな、一日雨が降りませんように!」などと心の中でつぶやいたり、「まぶしぃー」って手をかざしてみたりしちゃうんです。
もうすぐ彼にあえるんだよね。
そして二人で外にいる時も、何気に「空」を見上げてしまうんですよ。
「いい天気でよかったね。次の駅まで歩いちゃう?」「曇ってきたけど傘持ってきてる?」「なんかあの辺、虹みたいになってない?」「星がきれいだね」
色々な会話が聞こえてきそうです。
そして彼と別れて帰る道すがら、やっぱり空を見上げてしまうんです。
「今頃彼は家に着いているかなぁ」「今日は楽しかったな。月が綺麗だ」「同じ空をきっと見てるよね」
心の声はきっとこんな感じかもしれませんね。
「空」にまつわる伝説には色々あるけど「恋愛」に近いものも幾つかあるとは思いませんか?
まず思いつくのが「織姫と彦星」伝説。
織姫は「西」の空に、彦星は「東」の空にそれぞれ天の川を隔てて離れ離れになってしまいます。
結婚した二人は仕事もしなくなったので、「天の神様」の怒りに触れたのです。
ところが二人はますます、日々涙を流し、落ち込んで仕事が手につかない状態になってしまう。
そこで神様は「一年に一度、ちゃんと働けば7月7日に会わせてあげよう」と約束するのです。
こうして会える日を楽しみに織姫と彦星はまじめに働いたというお話です。
その他にも12星座を生み出しだギリシャ神話、空から降ってくる隕石の神秘的な力、など空はいくつもの不思議な魅力を現代に伝えてきています。
こんな神秘的で美しい空を見上げて、人は何を思うのか。
「愛する人」の健康を想い、「二人の未来」を想い、「夢」を感じるのかもしれませんね。
太陽・夕日・月・星・雲・雨・雪
全てが単体ではない。太陽に雲がかかっていたり、月の光に照らされて星が流れてきたり、夜の雪の向こうでやたら空が明るかったり
だからとっても美しくて神秘的なんですよね。
空から贈られる信号の数々は「恋」をするあなたに何かを気づかせてくれたりするのです。
だから自然と涙が溢れたり、語りかけたくなったりするのです。
家族や友達とは違う、手が届かないけど毎日そこにある「空」の風景が、その都度違う表情であなたと会話をしてるような錯覚。
それこそが「恋」する心に響いてくるのです。
今宵も空を見上げて、彼の名前をつぶやいている女の子が世界のあちこちにきっといることでしょう。