若いころはSNSなんてなかったので、待ち合わせはシビアに遅れたらアウト!
そんな時代のおばさんは、あの頃スマホさえあればどんなに人生が変わっていただろうと思うんです。
- あの日会えなかった彼とも会えていたはず…
- あの日彼にすぐに連絡できたら違っていたはず…
- 寮に住んでた彼ともっと会話が出来ていたはず…
親に取り次いでもらうのが嫌で、連絡できなかったこともありました。
「本当に今の若者がうらやましいなぁ~」と飲み会の席で若い友人に話したら、「その時代の方が、真実の付き合いが出来ていたのかもしれないですよ!」と言われました。
真実の付き合い?
そこがよくわからなかったのですが、聞いていてなるほどな~と思いました。
- 言い訳が出来ない分、会えた時はしっかりと謝らなくては次が無い。
- 誕生日などに「おめでとう」と言いたくても、親に取り次いでもらうため、真剣味が必要になる。
- 事前に時間と場所をハッキリと伝えておくため、意思疎通が肝心になる
どうも、そういうところが「真実」ということに繋がっているということなのです。
適当に付き合って、適当に別れるなんてことが出来ないはずだと言うのです。
そう言われてみればそうかも…と思えてくるから不思議です。
親には付き合っていることがバレてしまうのは当たり前で、電車の遅延などもドキドキものです。(今ほど遅延も多くなかったような気がしますが…)
伝言板というものが駅にあり、会えない時に利用する人もいました。
「健太へ 喫茶店〇〇にいる 明子」
「美代子へ 先に学校へ行ってる 誠」
「華ちゃんへ 一時間後にここへくる 道夫」
など、本当にどうしようもないので、こういう伝言をすることになるのです。
今の便利さから考えると、とんでもないですよね!
名前も思いっきり出すことから、個人情報丸出しと言えばそうかもしれないです。
どんなに便利になっても、誠意ある連絡をちゃんとしていますか?
「5分遅れる、ごめんね」
「今どこ?着いたんだけど」
これで済んでしまうのですから、本当に便利だと痛感します。
遅れることにちゃんと謝ったり、先に行くことに理由をきちんと言ったりしていますか?
あの頃のような面倒がない分、どこか適当になりがちなスマホでの連絡。
繋がっていることに安心せず、ちゃんと相手の立場になって連絡を取り合うよう注意してほしいと思います。
寒い中待たせているのなら、「15分遅れる!」というよりも「ごめん、15分ぐらい遅れるから、ドトールに入ってて!」の方が思いやりを感じます。