よく年上女子にありがちなことですが、ついつい「上から目線」で物言いしてしまう人がいます。
それを男性に対しても同性に対しても、気づかずやってしまっている人がいます。
上から話をして良い内容は、
- 経験に裏打ちされた事柄
- 仕事上などで先輩として伝えなければならない事柄
- 指導的な立場で教える必要がある場合
ぐらいでしょう。
それでもいかにも「上から」の言い方や態度では、「嫌ってください」と言っているようなものです。
特に、男性はどちらかと言うと、大昔から女性より上の立場であるという教育をされてきました。
家長は男性であり、女性は家長が手をつけなければご飯にもありつけないような時代もあったのです。
今では「男女平等」が当たり前になってきていますが、それでも「男だから」「男のくせに」「男なら」と言った育て方が現存しています。
その反面で「女らしさ」「女の子ならでは」「女のくせに」という言われ方もするわけです。
そんな現在でも、女性が男性に対して上から物を言うことがどんなに見苦しいか考えたことはありますか?
勿論、男性も同じなのです。
女子に対して「上から」物を言えば、当然女性に嫌われます。
世の中の事柄全てが、誰が上で誰が下という問題ではないからです。
福沢諭吉の名言でも言っていますよね!
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」という平等の原点ともいえる言葉です。
- 「え!知らないの?」(そんなことも知らないのか)
- 「絶対やっちゃだめだよ」(言う事聞いた方がいいよ)
- 「間違ってる!おかしいよ」(間違ってるから間違ってると言ってあげただけ)
そんな裏の声「()内」も聞こえてきそうな会話の断片ですが、どんな風に感じましたか?
- 知らない自分が馬鹿なの?
- 絶対って言うなら俺が変?
- 俺が間違ってるのか?
誰もがそんな風に素直に受け取ってくれるとは限りません。
大抵、「この人何言ってるんだ!」と反感を持たれることになります。
- こういうこともあったよ!
- こんな考え方もあるよ!
- こんな実話があるから気を付けてね!
その程度のアドバイス的な柔らかい言い方をするように気を遣ってください。
そこで大事なのは、「怒りに任せて話をしない」ことが最も大切です。
感情的になればなるほど、どんどん上からになってしまうことは否めません。
自分が年上であろうと、その事に対して経験が多かろうとそれはアドバイスに留めなくてはなりません。
一緒に事業を立ち上げるなど、同じ目標に向かって動いている場合は仕方のない部分もありますが、通常のお付き合いの場合は本当に要注意です。
だからって下からになれとは決して言っていません。同じ目線でねっ!(^_-)-☆