彼氏や彼女の前では絶対に泣かない!涙なんて見せたくない!
そんなことを言っている人も時々見かけませんか?
私はある時、付き合っていた男性に凄く泣かれてビックリしたことがありました。
かなり昔のことですが、「こういう所を少し考えて欲しい」と前の日に言っただけだったのに、翌日に呼び出されました。
なんだろうと行ってみると、私に抱き着いて彼が泣き出したのです!
「そんな風に考えてるなんて知らなかった。苦しめてゴメン…。」
私はビックリして背中をトントンしながら「大丈夫よ…大丈夫!」って言いながら落ち着くのを待ちました。
とある駅の前だったので、他にも人がいたと思います。
割といつもカッコつけている男性だったので、あまりの日常との違いに躊躇いましたし、ドキッとしました。
始めてみる彼の涙はなんだか特別だったし、こちらこそ苦しめてゴメンねと思いました。
「言ってくれてありがとう!気づけなくてほんとゴメン…。」
純粋なんだろうなと思ったのと同時に、もっとこうすれば2人にとっていいよね!なんて話し合いも持つことが出来ました。
余計に絆が深まったようにも感じました。
女性が泣く方が多いとは思いますが、私は彼の前で泣いたことはありませんでした。
だからこそ、いつまでも忘れられない思い出になっているのかもしれません。
いつもだったら「情けない男!」位に思われちゃうかもしれないけど、後にも先にもその一度だけという涙だったら貴重に感じられます。
ギャップを感じられると余計その涙は尊いもののように感じるし、時に愛しささえ感じます。
人間の成長って人によってその速度も、方向性も違うのだと思います。
当然、こんなことわかって当然と思っている事柄でも、ちゃんと話さないと伝わってないこともあります。
そんなことをちょっと話しただけで、かなりの衝撃を与えてしまうこともあるんですね。
そんな時、「泣かれちゃった…」と思うより、「そこまで考えてくれたんだ!」とプラスに考えることも大事だなと思います。
単なる泣き虫さんは損をしちゃいますね。
「いつものことじゃん!」って思われてしまうと「涙」が特別なものじゃなくなってしまうんですね。
女性の場合、感情が高ぶってしまうと、つい泣きながら説得しようとしちゃうこともあるでしょう。
特にお酒が入るとそうなる女性が多いような気がします。
だけどそこはぐっと我慢して、ここぞという時に涙を流すと本当に相手の心に響いたりすることは覚えておいてほしいと思います。
「涙」は武器にするのではなく、話し合いの引き金にするというのが長い付き合いには必要かもしれません。