ケンカなんかしたくないけど、結構付き合いに慣れてくるとやっちゃうもんです。
感情のぶつかり合いでもあるし、言いたいことが伝わらないもどかしさでもあるし、なぜか出てしまう涙を抑えきれず、泣きながら訴えてしまったこともあるのでは?
そういう時、どちらかのお部屋とか車の中とかの密室の方が、周りの目がないから思いっきりケンカできるじゃん? と思われるかもしれませんね。
でも、私は逆だと思います。
密室でケンカすると煮詰まります。
- 発展的な意見も出てこない
- 口を利かないシチュエーションが続く
- 別々に行動する
など密室ならではの行動パターンになってしまいます。
仲直りのきっかけもなかなか掴めないことないですか?
これが外だったらどうでしょうか? 道路やお店だったら、
- どちらかが取り敢えず折れようとする。
- 声を静かにしようとすることで、逆上するまでには至らない。
- 周りが気になって一呼吸おける。
- きたない言葉遣いを避けるようにする。
というような、柔らかめの対処になってきます。
また、歩きながらだったり、食べながらだったりすれば尚更その行動に専念することで気持ちを一旦休められます。
このことがどれだけ効果的かというと、「決定的な一言」を避けられることが多いという点です。
「別れよう」「やっぱり嫌いになった」「顔も見たくない」「消えて欲しい」これらの言葉がどれほど相手にとって心をえぐられることか・・
煮詰まれば煮詰まるほど、人はその渦から抜け出そうとします。
決定的な一言で「The End」を言い渡して、楽になろうとします。
浮気を繰り返すとか、ドタキャンが多すぎる、とか嘘ばかりつくとか、
確かに別れた方がいいんじゃない? と周りもアドバイスするような相手だったらそもそもケンカする前に、冷静な態度で別れちゃってほしい。
ケンカする価値もありません。
ここで言いたいのはそんな相手ではない場合です。
仲直りする価値がある相手とのケンカです。
一時の感情で取り返しのつかない結論に至り、いまだに後悔をして生きている男女も相当数いるはずです。
私も昔ケンカして、公園のブランコで話したことがありました。
ブランコを漕ぐという行為に集中しケンカは中断、どっちが高いかを無言で張り合い続けていて、気づけば笑ってしまっていました。
もし、部屋で同じケンカをしていたら、何を言い出したかわからないと思います。
ケンカをする場所なんて些細なことかもしれませんが、人生を左右することだって無きにしも非ずなんです。
開放的な場所、空が見える場所、楽しさで溢れている街中、つまり外は仲直りのきっかけが転がっています。
いずれにしてもケンカはしないにこしたことはありませんけどね( *´艸`)