普通に付き合っている分にはなんら問題のない宗教のこと。
結婚するとなると結構これが大きな壁になることがあったりします。
最初からつまづくところは、神前結婚式なのか、教会でやるのか、はたまた特殊な宗教の場合しきたりは思いのほか多いのです。
特に個人の自由であるはずの宗教が、家族になれば強制的に信者にさせられるといった種類の宗教もあります。
家族同士がもめにもめて、破談になってしまうというケースも少なくありません。
じゃあ、どうしたらいいのでしょう。
相手がよく知らない宗教の信者だったという場合は、あなたがそれでOKなら問題ありません。
すべてを話し合いで解決していけばいいのです。
家族が絡んでくるといった場合、どれだけ彼があなたを守ってくれるかにかかっていると思ってください。
宗教を同じくしなくても、家族づきあいが上手にできている家族もたくさんいます。
強制ではなく、それこそ「宗教の自由」の原点に立ち返って、あなたの宗教の自由を認めてもらえるよう話し合いをしっかりしてから結婚を決めてください。
日本という国は割りとなんでも柔軟に取り入れて年中いろいろなイベントを盛り込んでいます。
「クリスマス」も「ハロウィン」も「バレンタイン」も日本古来の風習ではありませんよね?
それでも上手に生活の一部として取り入れて楽しんでいます。
宗教と少し違いますが、地方によって風習が違うことも多々あります。
お盆でやることの決まりごとや、お正月の過ごし方や七夕の祝い方にも地方色といものがあり、初めてだと驚かされることになります。
これが、結納や式に関しても同じことが言えるのです。
名古屋をはじめとする東海地方では今でも、「菓子撒き」という地元のお菓子を撒くという風習があったりします。
香川県讃岐のほうでは「出立ち式」といって嫁が今までお世話になった近所の皆さんにお別れの挨拶をする儀式なんていうものもあります。
郷に入っては郷に従え。
そんな風に考えれば気持ちも楽ですが、宗教だけは心の拠りどころの問題ですから、強制はどう考えてもよくないですよね。
宗教は家族単位ではなく、個人単位で考えるべきだと私は思っています。
ゆくゆくは、自分のお葬式やお墓のことなども関係してきますので、一生背負う大きな問題とならないよう、じっくりと話し合ってください。
子供をどう育てるのか、ということも宗教とは切り離せないという場合もあると思います。
入れる学校も変わってきたりするので、この話し合いだけは避けられないことだと思います。
私の夫は仏教。私はキリスト教です。
互いの家族もそのことを理解し、折り合いを付けながら暮らしてきました。
家族ぐるみで何でも話せる空気って、とても大事です!