命の重さというのはどのように人生の中で知っていくのでしょうか。
私は昔、いとこの旦那さんが車で猫を轢いてしまい、冷静さを失うと思いきや声を出して笑っていたという話を聞いて、心底凍り付いた記憶があります。
命を殺めて笑っていられる心理がどうしても理解できなかったのです。
どのように育てば「命の大切さ」を日々感じながら生きていけるのか…凄く考えた時期がありました。
子供たちを育てるうえで、とっても意識していたことがあります。
- 身内の葬式には小さいころから参加させよう
- 汚いものに蓋をするのではなく、しっかりと伝えていこう
- どんな小さい命も出来るだけ救っていく姿を見せよう
そんな風に思って子育てをしてきました。
おじいちゃんやおばあちゃんのお葬式にはちゃんと参列させて、死後の顔もしっかりと見せました。
冷たくなった額に手を触れさせ、命というものはこんな風に終えていくということをちゃんとわかって貰えるように育てたつもりです。
足を引きずるようにしていたスズメに消毒をしてから、マッチ棒で足を固定して暫くの間、鳥かごでお世話をしたこともあります。
命は本当に重くて、大切なんだということをしっかりと感じてほしかったのです。
誰かを好きになったとき、その相手がどれだけ自分を大切にしてくれるかだけに目が行きそうですが、もっと広い視野で見てみてください。
彼や彼女は、
- 友人や家族の体調を労わってあげられる人ですか?
- 動物や小鳥など小さな動物の命にも寄り添える人ですか?
- お葬式やお墓参りなどにちゃんと行ける人ですか?
そういう事って、恋愛からは遠いように感じる事柄かもしれませんが、実はとっても大切なことなんです。
将来同棲とか、結婚とかをした時、その違いをハッキリと知ることになります。
冒頭のいとこのご主人ですが、その後の人生でもそれは天罰ではないのか?と思える出来事が次々と起こっていました。
- 17歳で娘を癌で失う
- 30歳台で糖尿病になる
- 長男のお嫁さんを家から追い出し、孫に会えなくなっていた
よって、いとこも相当苦労をしていたようです。
命を大切にする=人を大切に出来る
ということなんだと思うのです。
人を大切にできる=自分を大切にできる
ということでもあると思うのです。
優しい人が好きということはよく聞くことですが、命の大切さを知っている人がいいと言うのはあまり聞きませんね!
だけどとっても大事なことだと思います。
そして自分の命も大事にできる人でないと、今のご時世でどんな結末になるのか…!
考えただけで怖いです!!( *´艸`)